イラストレーターを目指しているお子様をお持ちの保護者の方へ
お子様がイラストレーターになりたいと言い出したなら、ほとんどの保護者様が戸惑われるでしょう。
イラストレーターのイメージは収入が安定せず自分で顧客を開拓していくバイタリティも必要です。
「うちの子に出来るのかしら…」と不安に思われて当然です。
しかし美術系の専門学校を卒業して、デザイン事務所に就職をしてグラフィックデザインの実力を付けながら、仕事の上で顧客を開拓していく方法を学ぶと、イラストレーターとして独立する力を蓄えられます。
何よりイラストレーターはお子様が大好きな絵を描きたいと思って目指していることなので、モチベーションが高くやり遂げようとする気持ちが継続します。
やりたい仕事があるということはとても大事なことで、多少の困難なんてはね返す強さを持っています。
イラストレーターの仕事は成功すれば収入が良くて安定しますが、それまでの道のりは平坦ではありません。
イラストの実力も必要ですが、センスや時代を読む洞察力も必要です。
さらに自分の絵を売り込むために飛込みで営業を行ったり、プレゼンテーションをする際の、コミュニケーション能力を磨かなくてはなりません。
黙って待っていても決して仕事はやってこないからです。
何に仕事にも言えますが失敗したり、営業を行っても断られたり、クライアントの希望通りに仕上げられなかったり困難が待ち受けています。
それでも「次へ行こう」と思える前向きさと、気持ちの強さを持ち続ける必要があります。
イラストの仕事を通じて豊かな人生経験を積むことが出来ます。
さらに自分が描いたイラストを不本意にも修正しなくてはならないこともあり、柔軟な対応力も磨かれます。
独立すると自分で経理を行い販売に関する知識も必要です。
このように総合的な経営力とイラストの実力の両方を磨くことが出来ます。
普通に会社で働く場合は雇用される側として受け身ですが、イラストレーターの仕事で独立するなら能動的に仕事が出来るので、大変なことも多いですがそれを上回るほど楽しく働けます。
まずは専門学校で美術の基礎を学んで、就職に備えることが近道です。
イラストレーターとして何が必要か教わり、初めは雇われていても、力を付けて独立する夢を描けるようになるのです。
イラストレーターは絵を描くことが好きで、努力を惜しまない前向きな気持ちとセンスがあれば見通しは明るいのです。